共助のための取り組み共助のための取り組み

共助のための取り組み 地域との共助を大切に

カゴメが大切にしている行動規範のひとつが「共助」の精神です。自助や公助だけでは解決が難しい社会問題や自然災害に対して、地域社会とともに取り組んでいきます。

震災から12年、被災地の自立支援

カゴメは、東日本大震災の被災者や復興に携わる方々との「共助の絆」を結び、産業と農業の復興、地域再生を担う人材育成をめざし、さまざまな活動を続けています。2012年より将来の農業人育成のために、農業高校での授業支援をスタートしました。また2020年からは、被災地域の事業者と支援企業をマッチングする復興庁主催の事業「結の場」に参加し、カゴメのマーケティング・商品開発・品質管理といった知見や資源を活用し、被災地企業の復興を応援しています。

食育活動や子どもの貧困対策などに取り組む団体などを支援することを目的に、2020年10月1日に「一般財団法人カゴメみらいやさい財団」を設立しました。本財団は、“子どもに笑顔を、地域に笑顔を”の理念のもと、助成金(年間総額3,000万円)の給付を中心とした支援を通して、健全で豊かな心を育む社会の実現に貢献していきます。

2011年カゴメは、カルビー株式会社・ロート製薬株式会社とともに、宮城県仙台市に「みちのく未来基金」を設立し、震災遺児の進学の夢を支援する活動を開始しました。現在はエバラ食品工業株式会社も加わり、4社で運営。東日本大震災によって親を亡くされた子どもたちの高校卒業後の高等教育進学のために、全国からの寄附で入学金と卒業までに必要な授業料の全額(年間上限300万円)を返済不要の奨学金として給付。震災当時お腹にいた子どもが大学(院)を卒業するまで、長く支援を続けていきます。基金では、心のケアも重視しており、みちのく生(基金で支援している奨学生)同士が親睦を図るイベントの開催や、進学後も面談の機会を設けるなどしてフォローしています。