栄養の吸収は朝が良い!?
朝食に彩り野菜を取り入れて毎日をあざやかに!

栄養成分の消化吸収や代謝には、1日の中でリズムがあると考えられています。本記事では、いくつかの研究結果から、1日の中で効率的に栄養摂取ができるタイミングを解説し、朝食をとるメリットや忙しい朝でも簡単に野菜が摂れるレシピを紹介します。

01栄養補給は朝がいい!朝食のメリット

毎日を元気に過ごすためには、朝食を摂ることがとても重要です。実際に朝食の有無は、作業能率にも影響があると考えられています。


2019年に行われた文部科学省の調査(※1)によると、朝食を毎日食べる子どもは、食べない子どもに比べて学力調査の平均正答率が高いという結果が出ています。

朝食摂取と学力調査の
平均正答率との関係(小学6年生)

またカゴメの研究でも、時間帯によって栄養の吸収に違いがあることが分かっています。

健康な成人男女にトマトジュースを朝・昼・夜の各時間帯で飲んでもらい、その後の血中リコピン濃度を計測し比較しました。その結果、朝に飲んだ場合に、最も体内に吸収されるリコピンの量が多くなるという結果が出ました。

リコピン吸収量の比較

つまりトマトジュースの場合、リコピンを効率よく吸収するには朝飲むことが適していると考えられます。
しかし、カゴメによる食事シーン別の野菜の摂取量調査では、日本人は朝食の野菜摂取量が最も低いことが分かっています。

食事ごとに食べる野菜はどれくらい?

この原因としては、「手間が掛かるから」や「調理の時間がないから」などが挙げられ、忙しい朝において食事にかけられる時間が少ないことがうかがえます。

そこで、時間がない朝でも野菜不足を解消できるカゴメの特製レシピを紹介します。

02忙しい朝にもおすすめ!簡単彩り野菜レシピ2選

前述の通り、朝は、効率的に吸収ができる栄養素がある一方で、忙しいなどの理由で野菜摂取量が少ないことが分かりました。そこで、朝食に野菜を摂る"朝ベジ"を習慣にしてもらえるよう、短い時間で手軽に野菜が摂れる2つのレシピを紹介します。

■冷凍かぼちゃとツナ缶のミルクスープ

・材料(2、3人分)

  • 冷凍かぼちゃ(乱切りのもの、生でもOK):400g(正味)
  • ツナ缶:中1缶(90g)
  • 水:200ml
  • 牛乳:600ml
  • 塩:適量
  • こしょう:適量
  • 粗挽き黒こしょう:適量

・作り方

  1. 冷凍かぼちゃは解凍せずそのまま使う。生のかぼちゃの場合は、小さめの乱切りにしておく。
  2. 鍋に①と水を入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら火を弱めて約8分煮込む。
  3. かぼちゃの角が取れてきたら牛乳とツナを缶汁ごと加えて火を強め、煮立ったら塩、こしょうで味を調える。
  4. 器に盛り、粗挽き黒こしょうをふる。

出典:VEGEDAY

■お手軽!ピザトースト

・材料(2人分)

  • 食パン:2枚
  • バター:小さじ2
  • お好みの野菜(タマネギ1/4個、エリンギ1/2個、ピーマン1/2個など)
  • トマトケチャップ(市販のピザソースがあれば加える):大さじ1強
  • 油:適量
  • 塩:ふたつまみ
  • こしょう:少々
  • ピザ用チーズ:好みの量

・作り方

  1. 食パンにバターを塗る。
  2. タマネギは薄切り、エリンギは短冊切り、ピーマンは千切りにし、油で炒めて塩、こしょうで味を調える。
  3. ②にトマトケチャップを(あればピザソースも)加え、混ぜ合わせる。
  4. ①に③をのせて、ピザ用チーズをかける。
  5. ④をオーブントースターでこんがり焼いてでき上がり。

出典:VEGEDAY

以上、2つの時短朝ベジレシピを紹介しました。ぜひ、毎日の朝食に彩り野菜を取り入れて、あざやかな1日を過ごしてみませんか?