さやえんどうの下ごしらえ さやえんどうのシャキシャキとした食感と色味を損なわない、筋取りの仕方と茹で方を紹介します。 たっぷりの冷水にさやえんどうを入れ、シャキッとさせる。そうすることで、さやえんどうのハリが戻り、筋も取りやすくなる。 筋取りをする。まず、さやえんどうの先端を折り(下の写真左)、ゆっくりスーッとヘタの方まで引っ張り、次にヘタの部分を折って(下の写真右)反対側の筋もとる。 両側の筋をとったほうが、歯ざわりが良くなる。 鍋に500~600mlほどの湯を沸かし、小さじ1杯弱の塩を入れる。沸騰したらさやえんどうを入れ、箸でかき混ぜ、1分ほど茹でる。 ざるに上げてすぐに冷水で冷ます。 さやえんどうが冷えたら、キッチンペーパーなどで水分を拭き取る。 さやえんどうのピリ辛くるみ醤油あえ さやえんどうのシャキシャキ、くるみのポリポリとした食感が楽しめる甘辛おつまみ!スナック感覚で箸がすすむ旬のあえ物です。 材料(1人分) さやえんどう(下ごしらえしたもの):40g くるみ(ピーナッツでもOK):10g きび砂糖:小さじ1/3 醤油:小さじ1/2 塩:ひとつまみ(適宜) 一味とうがらし:少々(お好みで) 作り方 さやえんどうは斜め薄切りにして、ボウルに入れる。 くるみをフライパンで軽く煎り、香ばしい香りが立ったら取り出し、すりこぎ棒などで細かく潰す。 1に2を合わせ、きび砂糖、醤油、塩と、お好みで一味とうがらしを加え混ぜ合わせる。 器に盛り付ける。 さやえんどうとイカのチヂミ さやえんどうをたっぷりと味わう、軽くてさっぱり食べられるおつまみチヂミです! 材料(1、2人分/直径約16cmのチヂミ1枚分) さやえんどう(下ごしらえしたもの):50g タマネギ(あれば新タマネギ):30g イカ:30g 薄力粉:30g 片栗粉:10g 水 :50ml ごま油:大さじ1弱(焼き加減によって増減する) <つけだれ> 醤油:小さじ1 酢:小さじ1 炒りごま:少々 砂糖:ひとつまみ 作り方 さやえんどうを斜め薄切りにする。タマネギは薄切り、イカは粗みじん切りにしてすべての材料をボウルに入れる。 薄力粉と片栗粉を混ぜ合わせ、1に加え、軽く混ぜる。さらに箸で全体を混ぜながら水を加える。 フライパンにごま油を小さじ1ほど入れ、火にかける。温まったら、2を入れてスプーンで平たく伸ばし、中火で焼く。 フライパンを揺すって生地の表面が軽く動くくらいになり、焼き色が少しついたら、ひっくり返して裏面も焼く。ひっくり返したら再度、小さじ1程度のごま油を加えて、カリッと焼く。焼き色が足りなければ適宜ごま油を加える。 両面に焼き色がついたら皿に移し、食べやすい大きさに切る。つけだれの材料を混ぜ合わせて添える。 最後に シャキシャキとした食感が楽しめる、さやえんどうのあえ物とチヂミを作ってみてください。 高橋千帆/Chiho Takahashi 料理研究家/ベジタブル&フルーツアドバイザー 1980年、北海道生まれ。二女の母。調理、菓子の学校を卒業し、ベーカリー、パティスリーなど、さまざまな経験を重ねる。2007年より、インターネット販売、店舗PR用の菓子製作など、菓子を中心とした活動に従事。その後、出産、子育てを経て、菓子、料理に関わる活動を再スタート。現在は、料理家たかはしよしこ氏の「エジプト塩」スタッフとしても活躍。また企業のフードスタイリング他、食事の講座を主催しながら、家庭でも簡単に美味しく作れる「身体と心が喜ぶ料理」を研究している。 Instagram