野菜の種類
[オクラ]栄養や選び方、冷蔵&冷凍保存、下ごしらえのコツ
ネバネバが特徴のオクラ。茹でたり炒めたりするほか、生でも食べることができる野菜です。細かく刻めば離乳食のとろみづけにも使えます。
栄養素
- 葉酸
- カルシウム
- カリウム など
旬・産地
オクラは暑い時期の野菜で、旬は6~10月。
産地は鹿児島県、高知県、沖縄県など暖かい地域が主です。フィリピンやタイからの輸入品もあります。
トリビア
2000年以上前から栽培されていた
アフリカ北東部が原産のオクラ。エジプトでは2000年以上前から栽培されていたという長い歴史のある野菜です。日本には幕末頃に伝わりました。
いろいろなオクラ
オクラにはさまざまな品種があります。
- ミニオクラ
若採りしたものでやわらかく、短いオクラ。生でも食べやすい品種です。 - 八丈オクラ
八丈島伝来のオクラで、大型。さやが丸く、やわらかい品種。 - 丸オクラ
角がなく丸いオクラ。沖縄では島オクラと呼ばれます。一般的な五角のものに比べ、やわらかい食感です。 - 赤オクラ
表面が赤いオクラ。ゆでると緑色になります。 - 白オクラ
薄緑色のオクラ。粘りが強いのが特徴。山口県で栽培されています。 - スターオブデイビッド
イスラエルの大型品種。断面が星のようにギザギザしています。
選び方
おいしいオクラの選び方
全体がうぶ毛で覆われていて、7~8cmの中小サイズのものを選びましょう。育ちすぎると種が詰まって食感が固くなります
保存方法・期間
オクラをおいしく保存するコツ
冷蔵する場合は少量の水を入れたビンにヘタを下にして入れます。フタやラップでビンの口をふさぎ、冷蔵庫の野菜室へ。保存の目安は7~10日ほどです。
下ごしらえのコツ
うぶ毛を取る
調理する前に「板ずり(塩をまぶしてまな板の上で転がす)」をするとうぶ毛が取れ、口当たりがよくなります。このひと手間で色も鮮やかに。
文:KWC
写真:小林友美
監修:カゴメ
参考文献: 『ひと目でわかる! 食品保存事典』島本美由紀著(講談社)
『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』白鳥早奈英・板木利隆監修(高橋書店)
出典:農林水産省 平成26年産地域特産野菜生産状況(産地)
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最終更新:2023.01.18