野菜の種類
[いんげん]栄養や選び方、下ごしらえ、冷凍&冷蔵保存のコツ
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中の豆が未熟なうちにさやごと食べる、「いんげん(さやいんげん)」。いんげんまめの原産地は中央アメリカと言われており、日本には、江戸時代初めに隠元禅師が中国より伝えたとされています。下ごしらえでは、筋を取るのが一般的ですが、近年は筋のない品種のいんげんも広まっています。
栄養素
- たんぱく質
- カリウム
- カルシウム
- 鉄
- 亜鉛
- 銅
- ビタミンE
- ビタミンK
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ナイアシン
- ビタミンB6
- 葉酸
- パントテン酸
- ビタミンC
- 食物繊維 など
旬・産地
旬は、夏を中心とした5~10月。
おもな産地は千葉県、鹿児島県、北海道、福島県、沖縄県などです。寒冷期も沖縄県産のものやオマーンからの輸入品が出回るため、通年で手に入れることができます。
選び方
![おいしいいんげんの例 おいしいいんげんの例](/library/vegeday/img/vegetables/img_greenbeans_01.jpg)
おいしいいんげんの選び方
太さが均一で豆の形がはっきり浮き出ておらず、色鮮やかなものを選びましょう。太すぎると筋が硬いため、やや細めがおすすめ。ハリがあり、さやの先までピンとしているものが新鮮です。
保存方法・期間
いんげんをおいしく保存するコツ
保存の適温は8℃です。常温だと劣化が進んでしまうので、必ず冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。下の写真のように、さやの向きをそろえてキッチンペーパーと一緒にポリ袋に入れ、ヘタを上にしてグラスなどに立てて保存します(写真右)。保存の目安は約1週間です。
![いんげんをキッチンペーパーと一緒にポリ袋にいれ、グラスに立てたもの いんげんをキッチンペーパーと一緒にポリ袋にいれ、グラスに立てたもの](/library/vegeday/img/vegetables/img_greenbeans_02.jpg)
下ごしらえのコツ
板ずりをすると色鮮やかに
- ヘタを切り、筋がついている場合は引いて取り除く。
- 塩をまぶしたまな板の上で、ころころと転がして板ずりをし、塩をなじませる。
板ずりをしてから茹でると、緑が色鮮やかに仕上がります。茹で上がったらザルにとり、うちわなどであおぎながら手早く冷ましましょう。煮ものやソテーにする場合も、同じように板ずり後に、下茹でしてから調理すると青臭さが残りません。
また、炒めるときも、板ずりをするとうぶ毛やアクが取れて、歯ごたえがよくなります。
文:KWC
写真:小林友美
監修:カゴメ
参考文献:
『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』白鳥早奈英・板木利隆監修(高橋書店)
『ひと目でわかる! 食品保存事典』島本美由紀著(講談社)
『改訂9版 野菜と果物の品目ガイド』(農経新聞社)
『内田悟のやさい塾 春秋』内田悟著(メディアファクトリー)
出典:
農林水産省 食料需給表の概要(緑黄色野菜)
農林水産省 消費者の部屋(トリビア)
農林水産省 平成26年産野菜生産出荷統計(産地)
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最終更新:2022.07.08