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植物性余剰物・汚泥の100%再資源化を達成 など カゴメ、環境報告書2002年版を発行 ~「地球環境」と「体内環境」の正常化をめざして ~

2002年8月26日

 カゴメ株式会社(社長:伊藤正嗣)は環境問題への取り組みをまとめた「カゴメ環境報告書2002年版」を発行しました。この環境報告書は、当社の取り組みを2001年度の実績を中心として具体的に開示したもので、本年度で4年目の発行となります。
 本環境報告書は、2001年度における当社の従業員一人ひとりが、環境問題をわが事として考え、全社をあげて継続的に取り組んだ内容を開示するものです。
 カゴメでは、私たちに様々な恵みを与えてくれる「地球環境」と、私たち自身の生命を育む「体内環境」の両方を保全したいという思いを持ち、このふたつの環境への取り組みを着実にすすめていく企業活動の実現を目指します。
環境報告書の概要
環境との調和に向けた企業活動のあり方を「環境方針」として明示し、「商品の環境対応」「廃棄物削減」「CO2削減」「環境保全活動」の4項目を挙げ、各項目ごとに行動基準、目標、達成状況を記載しました。 また、「カゴメの物質・エネルギーバランスチャート」を作成し、カゴメの企業活動における物質とエネルギー投入量と排出量を解説しています。 さらに「体内環境コラム」を盛り込み、"体内環境"を良くするためのデータ、アドバイスを記しました。
カゴメの物質・エネルギーバランスチャートカゴメの物質・エネルギーバランスチャート
カゴメの物質・エネルギーバランスチャートカゴメの物質・エネルギーバランスチャート
2001年度の主な成果(抜粋)
1.商品の環境対応
・ 飲料缶・食品缶の環境ホルモン対応容器への全面適合。
・ ペットボトルガイドラインへの適合完了。
・ LCA視点の商品開発規定制定。
・ 原料野菜の調達において、環境対応施設での生鮮野菜生産推進。
('99年美野里菜園、'01年世羅菜園)
2.廃棄物削減
・ 植物性余剰物・汚泥の再資源化100%達成。
・ 生産余剰物再資源化率を96%に改善('99年89%)。
3.CO2削減
生産量当たりのCO2排出量は、33.5kg/klと1990年レベルの生産量当たりの排出量より少ない数値を継続維持。
・ 各地域事業所での地域環境保全活動への継続参加
4.環境保全活動
・ オフィスの電力使用量を床面積当たり5%以上削減。
('00年度209kWh/m →'01年度203kWh/m)
・ 支店・営業所での低公害車導入の継続('01年度までに全国で15台導入)
・ 各地域事業所での地域環境保全活動への継続参加