サステナビリティに関するイニシアチブや団体等への賛同・参加により、持続可能な社会の実現への貢献を目指していきます。
世界経済の安定性に向けて、気候変動がもたらすリスクおよび機会の財務的影響を把握し開示することを目的として、金融安定理事会(FSB)が設立したタスクフォースです。
カゴメは気候変動への対応として、2019年にTCFD提言に基づいたシナリオ分析を実施しており、事業におけるリスク・機会を明確化し「指標と目標」の見直しを行いました。2022年4月にTCFDの提言への賛同を表明しました。
TCFD提言に賛同する企業や金融機関等が、企業の効果的な情報開示のあり方や、開示された情報を金融機関等の適切な投資判断につなげるための取り組みについて議論することを目的に設立されました。カゴメは2022年4月にコンソーシアムへ参画し、TCFD提言に基づく情報開示、リスク対応策及び機会の創出に向けて、全社での取り組みを強化しています。
2050年までにカゴメグループの温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることを目指して、2030 年に向けた温室効果ガス排出量の削減目標を策定し、SBT(Science Based Targets)イニシアチブ(*1)の認証を取得しました。カゴメグループの Scope1 および Scope2 の温室効果ガス排出量の削減目標について、「1.5℃目標」(*2)を設定しています。
(*1) 企業の温室効果ガス排出削減目標が、パリ協定が定める水準と整合していることを認定する国際的イニシアチブ
(*2) 産業革命前からの気温上昇を 1.5℃に抑えるための科学的根拠に基づいた温室効果ガスの排出削減目標
気候変動対策に積極的に取り組む企業や自治体、NGO等が参加するネットワーク。日本の温室効果ガス削減目標(NDC)や再生可能ネルギー目標の引き上げを求める活動を展開しています。カゴメは2019年1月より参加しています。
JCIは2021年4月に「パリ協定を実現する野心的な30年目標を日本政府に求めるJCIメッセージ」を発出しました。カゴメもこれに賛同を表明し、日本政府に対し、パリ協定を実現する野心的な2030年目標への強化を要請しました。
2050年までに当社グループの温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることを目指して、2030年に向けた温室効果ガス排出量の削減目標を策定し、SBT(Science Based Targets)イニシアチブの認証を取得しました(詳しくはTCFD提言への取り組みをご参照ください)。
世界自然保護基金(WWF)、欧米企業、マレーシアパーム油協会などにより2004年に設立された国際組織で、持続可能なパーム油生産のための8つの原則と39の基準に基づき、持続可能なパーム油を認証しています。カゴメは正会員として加盟し、2019年にカゴメの米国工場であるKagome Inc.でMB認証を、2020年には日本のカゴメでB&C認証を取得しました。
海洋プラスチックごみ問題の解決に向け、プラスチック製品の持続可能な使用や代替素材の開発・導入を推進し、イノベーションを加速化するために設立されたアライアンスです。
環境・社会のサステナビリティ、健康、食品安全、バリューチェーンなど消費財流通業界が直面する課題に、消費財メーカー、食品メーカー、小売業、サービスプロバイダー等が共に取り組むグローバルなネットワークです。
カゴメもCGFに加盟し、国内やグローバルの活動情報の収集を行っています。
Global Food Safety Initiatives(世界食品安全イニシアティブ)は、世界的な会員制業界ネットワークであるコンシューマー・グッズ・フォーラムの活動の一つであり、小売業・食品製造業・食品卸売業・外食産業など、フードチェーンの全ての関係者が集まり、食品安全について協働して取り組んでいる業界団体です。
GFSI日本ローカル・グループは、この GFSIの世界的な活動展開&普及に対して日本での関心が高まったことを受け、日本での活動をより積極的に進め、GFSIの取り組みに賛同する企業が集まり協働するために 2012年1月に発足しました。食品業界における非競争分野である食品安全に関する共通課題に焦点をあて、課題解決につながるアクションプランを日本の小売業、卸売業、商社とメーカーが協働して立案・実行し、消費者に安全な食品を提供する上でさらなる信頼の確保を目指しています。
カゴメはGFSI日本ローカル・グループの意思決定機関である「ステアリングコミッティ」のメンバーとして参画しています。
また、品質監査に使用するチェックシートの作成にあたっては、GFSIが策定する基準・ガイドライン(グローバルマーケットプログラムなど)も参照しています。
CGFグローバルのサステナビリティ活動を日本で展開し、グローバルの目標と整合をとりながら日本の課題をローカルメンバーで解決していくために、2017年11月に日本サステナビリティローカルグループが発足しました。
カゴメは日本サステナビリティローカルグループの傘下にある社会的サステナビリティワーキンググループに参加しています。
持続可能な社会(低炭素社会、自然共生社会、資源循環社会)の構築を推進し、地球環境の保全に寄与すること等を目的として活動しており、
会員企業の環境課題解決のための各種セミナー・講演会・現地研修会等を企画・開催し、企業間や関係行政との情報共有、意見交換の場を提供しています。
清涼飲料業界共通の環境課題として、容器包装のリサイクルや低炭素社会を目指した取組みを行っており、近年は食品ロス削減や海洋プラスチック問題等の社会的関心の高い課題について、積極的に勉強会や意見交換を行い、各企業の環境活動に貢献しています。清涼飲料業界は、地球温暖化防止に向けて、長期的視野から最大限の取り組みを推進していくため、日本経済団体連合会の「環境自主行動計画」に参加、省エネやCO2削減に取り組みました(1997年度~2012年度)。2013年度からは「低炭素社会実行計画」が始動。引き続き同計画に参加し『2020年度 CO2排出原単位 1990年度比10%削減』を目標に掲げ、地球温暖化防止に取り組んできました。
現在は、地上資源の最大活用、CO2削減などに繋がる「サーキュラー&エコロジカルエコノミーの確立」に向け、2030年の大きな目標「ペットボトル100%有効活用」「ボトルtoボトル比率50%」達成に向けた取り組みを継続しています。
1970年代初めに社会問題化した飲料容器の散乱問題に対処するため設立され、アダプト・プログラム(※)の普及推進や活動団体への助成、環境美化教育優良校への表彰、環境イベント等を通して、飲料容器の散乱防止とリサイクルを中心とした環境美化の啓発活動を行っています。カゴメは全国トマト工業会の代表としてこの活動に参画しています。
※アダプト・プログラム:一定区画の公共の場所を養子にみたて、市民が我が子のように愛情をもって面倒をみて(清掃美化活動)、行政がこれを支援する活動
缶詰、ビン詰、レトルト食品の安全性の確保と品質の向上を図るために、研究・調査、技術開発、指導及び普及啓発を行い、国民の豊かな食生活の実現と国民経済の健全な発展に寄与することを目的に活動しています。環境活動については、環境自主行動計画を制定し、地球温暖化対策、廃棄物処理対策、容器包装の3R推進などの目標設定や取組みを進めています。
循環型社会形成への寄与を目的に、LL紙パック(アルミ入り紙パック)のリサイクル普及を目的として、各種の調査・研究や会員への情報提供、消費者に対する啓発活動等を行っています。
グリーン購入に必要な情報の収集・提供、ガイドラインづくり、普及啓発など、企業・行政・消費者がそれぞれの方針で自主的にグリーン購入に取り組むことを支援し、環境配慮型製品の市場創出、持続可能な社会経済づくりに寄与することを目的として活動しています。
輸入食品の安全確保に係る問題を少しでも改善しようと、輸入・生産・流通・販売に携わる有志企業が協議会を昭和63年11月に結成して活動を始めました。その実績をふまえ平成4年9月に厚生省(現・厚生労働省)の許可を得て社団法人となり、さらに平成23年4月1日には公益認定を受けて、公益社団法人日本輸入食品安全推進協会となりました。食品事業者が「安全・安心な輸入食品をお届けする」という社会的責任を果たすことを支援する活動を幅広く行っています。カゴメは本協会の正会員として参画しています。