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カゴメ、確定拠出年金制度開始 ~対象者の84%が確定拠出年金を選択~

2002年9月30日

 カゴメ株式会社(社長:伊藤正嗣)は、9月25日に確定拠出年金の第一回拠出を行いました。カゴメは、安定経営体質化と社員の自立促進を目的に、8月1日に確定拠出年金制度を導入。対象者は確定拠出年金か前払い退職金を選択できますが、84%が確定拠出年金を選択しました。
 カゴメの従来の退職給付制度は、退職一時金、適格年金と厚生年金基金で構成していましたが、8月1日付で厚生年金基金と税制適格年金を解散し、確定拠出年金制度を施行しました。確定拠出年金の対象者は57才以下の全社員(1,392人)で、対象者は確定拠出年金か前払い退職金の選択が可能でしたが、84%が確定拠出年金を選択しました。

 企業年金制度の全廃と確定拠出年金制度の導入により、約250億円あった退職給付債務は約50億円に圧縮され、年金資産運用など本業以外の要因に左右されない、安定的な経営体質になります。社員にとっても働いた分の退職給付が確保されると同時にライフスタイルに合わせた自己運用が可能となり、自立促進につながるものと考えます。

 このたびの制度導入にあたっては、円滑な導入を図るため、制度の理解促進とイントラの整備に注力しました。今年度4月より全社員向けの教育を実施し、イントラネットに専用サイトを開設し、あわせてパソコンも増設(43台)しました。