カゴメとJパワー、北九州市での生鮮トマト生産事業の共同実施に合意
年月日
カゴメ株式会社(本社:名古屋市、代表取締役社長:喜岡浩二、以下「カゴメ」)と電源開発株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:中垣喜彦、以下「Jパワー」)は、福岡県北九州市若松区響灘(ひびきなだ)地区にあるJパワー所有地において生鮮トマト生産事業を実施するための新会社を設立することに合意し、昨年12月27日、「トマト生産事業の共同実施に関する協定」を締結しました。 本事業は、大規模ハイテク温室において、カゴメの栽培指導のもと、カゴメブランド「こくみトマト」、「デリカトマト」などの生鮮トマトを栽培するもので、温室面積は約8.5ha、出荷開始は06年春予定、年間出荷量は約2500tを計画しています。 |
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共同事業実施の背景 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
カゴメは、1.北九州という物流拠点地内に、広大で平坦な敷地が得られること、2.Jパワーとの提携により、エネルギーコストなどの面でメリットが期待できること、3.北九州市が「国際物流特区」として規制緩和に取り組んでいること、4.将来的には、アジアへの輸出に有利であること――などから、北九州市への進出を決定しました。 また、Jパワーは、カゴメの生鮮トマト事業の将来性を見込み、社有地を有効活用するとともに、ハイテク温室のエネルギーマネジメントにおいて今後役割を発揮したいと考えています。 |
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新会社の概要(予定) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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*本リリースは下記の記者クラブに配布しています。 農政記者クラブ、東商記者クラブ、名商記者クラブ、エネルギー記者クラブ、 北九州経済記者クラブ |
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<ご参考> | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大規模ハイテク菜園 オランダの栽培技術を導入。温室内の温度、湿度、潅水などはコンピュータによって自動的に制御される。収穫は人の手によって丁寧に行われる。 ロックウール養液栽培 自然の岩石を溶かしてスポンジ状に固めたロックウールを培地とし、液体肥料を与える栽培方法。土壌病原菌の持ち込みがなく、肥料・水分含量他の管理が正確かつ効率的に行える。 多段収穫 1本の樹を15?20mまで伸ばし続ける栽培方法。10カ月間の連続収穫が可能。樹の先は天井から誘導フックでつるし、フックを移動させることで樹を伸ばし続ける。 カゴメの生鮮トマト事業の推移 98年4月 事業部設立。「新・創業」計画の新規事業の1つ 99年6月 美野里菜園(茨城県美野里町、カゴメが設備保有)が竣工し、本格参入 01年10月 世羅菜園(広島県世羅町)が出荷開始 01年10月 生鮮トマトを「こくみトマト」のブランドで発売開始 03年10月 四万十みはら菜園(高知県三原村)が出荷開始 04年8月 安曇野みさと菜園(長野県三郷村)が出荷開始 04年9月 山田みどり菜園(千葉県山田町)が出荷開始 05年8月 いわき小名浜菜園(福島県いわき市)が出荷開始予定 05年10月 加太菜園(和歌山県和歌山市)が出荷開始予定 カゴメ生鮮トマト事業の売上高、出荷量の推移 03年3月期 18億円、約3,200t 04年3月期 24億円、約5,000t 05年3月期 40億円、約7,000t(計画) 07年3月期 100億円、約2万t(目標) ※03年度の国産トマトの総収穫量は、75万9200t(農水省統計04年3月)であり、カゴメの現在の生産量は全体の約1%に相当 |
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