カゴメグループは、長期ビジョンに「トマトの会社から、野菜の会社に」を掲げ、野菜のおいしさや栄養を活かした食品・飲料等の開発と普及、食育支援活動、野菜の機能性研究の蓄積と研究成果の発信、地域や社外パートナーと連携した野菜を摂ることの啓発活動など、野菜摂取量を増やす取り組みに力を入れています。
一方、1日の野菜摂取量の目標は350gですが、現状は目標に達しておりません。この現状の改善に貢献するために、2020年1月より野菜摂取推進活動「野菜をとろうキャンペーン」を開始しました。この活動では「野菜をとろう 350g」をスローガンに掲げ、多くの企業や団体とも協働しながら、人々の野菜摂取に対する意識変容と行動変容を促進する様々な施策を展開しています。
*1「厚生労働省 健康日本21」が推奨する1日の野菜摂取目標量は、350g
野菜をとろうキャンペーンの賛同企業・団体と共同で、野菜の魅力を発信して、人々の野菜摂取への意識変容と行動変容の促進に貢献します。
「植育から始まる食育」をテーマに、トマトの植え付けから栽培、収穫、調理して食べるまでを一貫して行う体験イベントを実施しました。タキイ種苗とカゴメのトマトの苗9品種を子どもたちが約3ヶ月かけて栽培し、収穫したトマトを使い「フレッシュトマトのスパゲティ」作りに挑戦しました。参加前はトマト嫌いだったという子どもが、トマトをたっぷり使ったスパゲティをパクパクと食べ、イベント終了時には「おいしくて、楽しかった」と目を輝かせてくれました。
家庭内の食品廃棄で特に多い「生鮮野菜」。その廃棄量を減らすには、保存方法と手軽な使い方を広めることが重要だと考え、3社それぞれの製品の強みを活かした「野菜を賢く冷凍することによるフードロス削減」の啓発を2022年より開始。2023年は、旭化成ホームプロダクツの「サランラップR」や「ジップロックR」とパナソニックの「はやうま冷凍」搭載冷蔵庫で冷凍保存したブロッコリーとカゴメの調味料を使ったレシピを中心に、情報発信や店頭訴求を行いました。
2023年7月から8月にかけて、自然をおいしく、楽しく学ぶ「リゾナーレとカゴメの食育」プランを共同で企画・実施しました。「植育から始まる食育」をテーマに、野菜の収穫体験や自然の成り立ちを学ぶ「森のミニラボ」、野菜を使ったスイーツづくりを体験できる「リゾナーレのキッズスタジオ」、さらに野菜ソムリエプロ・緒方 湊さんによる野菜の学校では、野菜や食について子どもも大人も楽しく学べる特別コンテンツを提供しました。
2023年8月、「野菜の日」に合わせて、ABCクッキングスタジオのレッスンメニューで、夏野菜とカゴメ「基本のトマトソース」を使用した韓国メニューを展開しました。野菜をおいしくとれるメニューの調理体験をはじめ、同年4月から全国80店舗に常設している野菜摂取量推定機「ベジチェックR」を活用することで、自身の野菜摂取量の自覚を促すとともに、楽しみながら野菜をとることの大切さや野菜の魅力を発信しました。