サステナビリティへの考え方・基本方針・推進体制


サステナビリティへの考え方・基本方針

カゴメグループの企業理念である「感謝」「自然」「開かれた企業」には、環境や社会のサステナビリティへの向き合い方が示されており、その実践こそが、持続可能な社会の実現と企業価値の向上に繋がると考えています。

この考えのもと、ステークホルダーの皆さまと協働して、食を通じた社会課題の解決に取り組むための指針としてサステナビリティ基本方針を策定しました。

中期経営計画(2016年~2025年)では、日本や世界が抱える社会課題である「健康寿命の延伸」「農業振興・地方創生」「持続可能な地球環境」に取り組んでいます。

カゴメグループ サステナビリティ基本方針

カゴメグループは創業以来、「畑は第一の工場」というものづくりの思想のもと、
自然の恵みを活かした新しい食やサービスを提案してまいりました。
この営みを未来につなぐために、企業理念である『感謝・自然・開かれた企業』の実践と、
ステークホルダーの皆さまとの協働により社会課題の解決に取り組み、
持続的なグループの成長と持続可能な社会の実現を図ります。

サステナビリティ推進体制

全社的なサステナビリティの推進に向けて、サステナビリティ管掌役員を委員長とするサステナビリティ委員会を2022年10月に経営会議体の下に設置しました。
同委員会では、傘下にある各分科会での協議に基づいたサステナビリティ課題に対する長期への備えや打ち手に関する議論、ならびに経営会議や取締役会への報告・付議を行い、経営戦略への反映を図っています。また、分科会は3つで構成されており(プロジェクト2050、環境、社会)、各分科会テーマに応じた関連部門の参画を通じて、部門横断でのサステナビリティ推進体制を組んでいます。

サステナビリティ委員会の役割・構成

役割 ・長期的視点での「持続可能な社会の実現(社会課題の解決)」及び「企業の持続的な成長」に向けた“カゴメのあり方 ”の検討、経営戦略への反映
・マテリアリティの達成に向けて特定された“サステナビリティ課題 ”のモニタリング、推進主管への指示・アドバイスの実施
構成 委員長 サステナビリティ管掌役員
メンバー 社会課題の解決およびESG課題の対応に関わる本部役員・関連部門長
サステナビリティ情報発信部門
事務局 サステナビリティ推進部門

2024年度のサステナビリティ委員会における議題

開催時期 議題
2024年3月 ・2050年ビジョン策定PJT ~経営への最終報告に向けた意見交換~
2024年6月 ・人権デュー・デリジェンスの実施 ~人権テーマの特定について~
2024年9月 ・気候関連財務情報開示において求められるトップマネジメント(有識者による講義)
・TCFD更新プロジェクト 中間報告
・環境マネジメントレビュー(Ingomar連結子会社化によるGHG削減への影響など)
2024年12月 ・企業の自然資本に関する情報開示対応(有識者による講義)
・TNFD試行の結果報告、及びTCFD更新PJTの着地について
・プロジェクト2050の完了報告、及びサーキュラーエコノミー課題の共有
・24年度CSR調達活動報告および25年度活動計画
・FLAG目標の設定について
・Scope3削減取り組みの報告

分科会での主な討議内容

分科会1:プロジェクト2050 ・2050年に向けた将来シナリオ及びあるべきカゴメ像の検討
・次の長期ビジョン策定推進体へのインプット
分科会2:環境 ・環境マネジメント計画の推進に関わる高難度な課題のリカバリー策討議
・GHG削減における社内外の環境変化や進捗のモニタリング、対応についての協議
分科会3:社会 ・サプライチェーン上の人権リスクの特定及び事業への影響評価、対応策の検討

サステナビリティに関連する各種方針

カゴメでは、企業理念に基づき、各種方針を制定しています。各方針の役割を十分に認識し、事業活動を展開していきます。